噛み合せとは、どのように考えていますか?

歯医者さんで、赤い紙を噛んで、高いですか?低いですか?と聞かれる事がよくあると思います。食べ物をがっちり噛めて、何でも食べられるということが噛み合せだと考えている方も多いかと思われます。でも、私達はそれだけでは満足しません。噛み合せによって、姿勢が変わり、身体に変調をもたらす事もあります。実例をご紹介致します。若い患者さん、Aさんは信号待ちで後ろから追突され、交通事故にあわれました。それ以来、健康な状態から一転し、頭痛、肩こり、はきけ、無気力、筋力の低下、自律神経失調が発現し困り果てている症状でした。病院の多くの科で検査しても異常なし。最後は精神的な問題と言われました。事故を起こす前は健康体そのもの、その後、Aさんから重要な事を聞きだす事が出来ました。事故前は、モデルの様な歯並び、それが、いまでは、上の歯が出てきて、歯に隙間が出来ていました。姿勢を見ると明らかに左肩が下がり不良姿勢です。私達の噛み合せの考え方は、歯、顎関節、頚椎(首と頭の付け根)それぞれが、影響を及ぼし合い、人の姿勢を調整するのです。前例は、衝突により、頚椎にくるいが生じ、噛み合せがずれてた事により、首周囲の交感神経節へ力が作用し様々な問題が発生してしまったと思われます。そこで、テンプレートと噛み合せでの治療をした結果、Aさんの症状は改善されました。私達は、「噛み合せは、姿勢と噛める」を基本的に考えて治療しております。尚、NPOテンプレート研究会へリンクしていますので、どうぞご覧下さい。