禁煙のすすめ〜歯周病はたばこで悪化する?!〜

歯周病は生活習慣病が深く関係した病気です。現在、喫煙は歯周病との因果関係がはっきり分っています。
たばこには4000種類の化学物質・200種類の有害物質・37種類の発ガン物質が含まれています。たばこを吸うとニコチンの影響で血管が縮まって歯肉の血行が悪くなり、歯と歯肉へ酸素や栄養が行き渡らなくなります。その結果、歯肉の細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に冒されやすくなるのです。




喫煙者のお口の中は・・・

喫煙者の口の中は次のような状態が見られます。●歯面にタール(発ガン物質)の付着 ●歯肉は暗紫色 ●出血などの炎症反応があらわれにくい ●メラニン色素が多く沈着する ●歯肉がゴツゴツした感じになり厚くなる ●上アゴの粘膜がもり上がる




たばこを吸わない人もお気をつけ下さい

たばこを吸わない人も受動喫煙の可能性があります。(※受動喫煙とは他人の吸っているたばこの煙(副流煙)を吸い込むことで健康被害を受けること。)そしてたばこを吸っている人が吸い込む主流煙よりも副流煙の方が毒性が高いのです。例としてタールは3倍、アンモニアは46倍、一酸化炭素は5倍などになります。




たばこはダイエットにイイ?

たばこを吸うと味を感じなくなるため食欲が落ち、胃の調子や体調も悪くなるため栄養の吸収も劣り、それによって体重が一時的に減ることがあります。しかし、これはダイエットできたのではなく、たばこによって不健康にやつれたという状態です。禁煙をすると今までよりご飯が美味しく感じ、食欲が増します。せっかく体が正常な状態に戻りつつあるのですから、暴飲暴食をさけ、体をまめに動かすようにようにすれば、たばこを止めたから太るということはありません。




噂のタバコ顔

たばこの害の中でも女性にとって一番気になるのがお肌への影響。たばこは女性ホルモンの分泌を抑え、女性らしい肌のツヤや潤い、ハリを失いやすくします。たばこを吸うたびに血液の流れが一瞬止まるため、肌荒れやシミ、しわ、吹き出物などの肌トラブルが激増します。その結果、世にも恐ろしい「タバコ顔」になってしまうのです。10代ではごまかせても、20代後半にもなると違いがくっきり出てしまいます。タバコをとるか、若さ&キレイをとるか?あなたの答えはどっち??

●タバコ顔の特徴
(1)目尻にしわがくっきり(2)顔全体にちりめんジワができる(3)クマが目立ち、目尻が下がる(4)ほおがこけ、弾力のない皮膚となる(5)鼻から口角にかえてのしわがくっきりと深くなる(6)吹き出物などのトラブルが増える(7)あご、ほおのラインがたるむ(8)肌がくすんで褐色になる