歯を失うと顔の表情も変化する!

歯は内側から顔の形を支えています。そのため、歯を失い噛み合わせのバランスが崩れてしまうと、咀嚼(そしゃく)する機能を失うばかりでなく、顔貌(がんぼう)の変化の原因になってしまいます。※食べ物をよく噛んで味わうこうとを咀嚼(そしゃく)といいます。


歯が全部ある健康な状態

表情豊かで活力がみなぎっています。歯の咬み合わせの良い健康な状態です。歯の咬み合わせは、食べ物を噛む、声を出す、飲み込むという動作のほかに、頭を支え全身のバランスを整える重要な役割があります。



歯が1本〜2本なくなった状態

はじめはあまり変化は見られません。しばらくすると抜けた歯の両隣の歯が傾いてきたり反対側の歯が伸びてくるなど、全体の咬み合わせのバランスが崩れ始めます。それにより、肩こりや頭痛などに悩まされるようになります。



歯が数本なくなった状態

顔にシワが増えるなど見た目が変化します。咬み合わせのバランスが取れていないため、食事も食べづらく、残っている歯もやがて異常がみられるようになります。また、唾液が少なくなったり、頭痛や疲労、食欲不振など不調が増えてきます。



全ての歯がなくなった状態

口元や顔全体の見た目がかなり変化します。歯がなくなると、通常の食事を摂ることができなくなり、しっかりとしゃべることも飲み込むことも難しくなります。また、オシャレやお化粧をしなくなるほど意欲が低下し、近年では認知症の進行にも影響があると言われています。